十年一昔
先週水曜&木曜はギターの布川俊樹さんとベースの納浩一さんのデュオ作品のレコーディングを私のスタジオで行ないました。以前ここでも紹介しましたが、我がshiosaiの第一作は98年に富士山麓の山荘で録音した『DuoRama/布川俊樹&納浩一』で、今回は10年ぶりにDuoRama2をリリースしようというわけです。
よく「十年一昔」と言いますが(でも最近はあまり聞かない!?)、確かに10年という歳月は様々な変化を実感する事も多いですね。今回のレコーディングにしても、当然我々は年齢を重ね、布川&納さん達の演奏は更に磨きがかかり、shiosaiはその間に様々なミュージシャンと39タイトルの作品をリリースし、伊豆高原にプライベートスタジオを構築、、、と多くの変化がみてとれます。で、私やミュージシャンそれぞれの歩みが自然と一致し、新しいやり方で作品を生み出して行けるわけですから、実り豊かなサイクルを感じます。 レコーディングは8曲の収録を終え、残り2曲を11月に録音予定。おそらく『DuoRama』から丁度10年を経た来年春くらいのリリースになるだろうと思います。
今回2日目にはドラム&パーカッションで鶴谷智生さんが登場。(鶴谷さんはshiosaiの『TOROPICI DI VETRO/上野耕路クインテット』や私が“南青山CAY”で企画したイベントに参加してくれています。)鶴谷さんにお願いしたのは前日に布川&納さんが録音したテイクへのダビング。1テイク目から我々の予想を上回る素晴らしいドラミングを聴かせてくれていましたが、彼の中ではもっと違った世界が見えたのでしょう。その後繰り返しテイクを重ねていました。そうやって時間を気にせずに作業出来るのはプライベート・スタジオならではの利点ですね。鶴谷さんが存分に叩き終わりレコーディングが終了した時にはスタジオの窓にカエルが挨拶に来ていました。カエル好きだという鶴谷さんがとても喜んでいたのが面白かったです(笑)。
いくつかの騒動も報道されていましたが北京オリンピックも無事終了しましたね。私はレスリングの浜口京子さんや伊調千春さんが印象に残りました。頂点を目指しながらも勝負においてそれを果たせず、でも得られた結果(メダル)に違った意味の価値を見いだせるような感性はまさにオリンピックに相応しいように感じました。「金メダルしか意味が無い」という様な事も分かるのですが、それだけで終わってしまうとあまりグッと来るものが無いんですね。
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