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たゆたう

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妻が出産間近となり実家へ戻っている為、私は愛犬と共に勝手気ままな生活を送っています(笑)。愛犬は仕事やサーフィンへ行く時も、スタジオで楽器の練習をする時もいつも一緒について来ます。(写真はベースを演奏する私を見つめる愛犬。低音は好きでないらしく、音量を上げると隣の部屋に逃げて行きます。)そういえば“犬のサーフィン大会”なんてのがあるらしいですね。私もいつかロングボードに愛犬と生まれてくる娘を乗せて伊豆の海でたゆたってみたいと思っています。

たゆたうと言えば最近観た音楽ドキュメンタリーDVD『たゆたう/クラムボン』。昨年のツアーを追ったドキュメントで、渋谷の映画館で上映されていましたがレイトショーだったため見逃してしまったんです。この歳になると日本人のバンドものを聴く機会もほとんどなくなり(日本の音楽シーンではティーンエイジャー向けバンドが殆どですからね。)、クラムボンが唯一といってよい気がします。内容は「バンド続けててよかったよ。・・・続けてると、こんなことあるんだなあ!」とコピーにあるように、見ている方も高校生や大学生の頃に気の合う友人と組んだバンドの楽しさを思い出すもので、そんな共同体的繋がりを基礎に創意工夫を重ねて生み出される音楽のあり方は、ポップ・ミュージックの基本だな〜、なんて思いました。楽曲に鉄壁のアレンジを施し、立派なスタジオに高いギャラを払ってスタジオミュージシャンを呼び、非の打ち所の無い立派な演奏を録音して秀逸なミックスで仕上げる類いの音楽ももちろん悪くないですが、バンドに個々の個性を集約し、その時々のメンバーの趣向や人間関係をも取り込みつつ固められるバンド・サウンドは予定調和を打破して“あやうさ”さえも肯定するパワーを持っています。まあ、そんな事はポップ・ミュージックの歴史に存在した多くのバンドが残した偉業を見てみれば明らかですね。

こちらは「たゆたう」なんて雰囲気ではなく、あまり仲よさげでない人達(笑)。それでも一緒に音を出しているのはそれがバンドだからですね。所在なさげなブライアン・ジョーンズを尻目に仕上がって行く名曲『悪魔を憐れむ歌』ですが、もちろんゴダール作品だけに単なるメイキング作品なんて事ではありません。

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