« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月の記事

モヤッと!

数週間前、昨年夏に購入した車に不具合が生じました。数日間まったく使用していないにもかかわらず、朝見たら4つの窓が全開に空いていたという、珍現象。少し気味が悪いのと、雨の日にいつの間にか空いたりするのもまずいので、早速ディーラーに連絡しました。

で、代車を持って引き取りに来てくれたのですが、その際にまず最初に「これにサインして下さい」と差し出された書類には「代車のガソリンが現在***まで入っているので、戻す時には元通り給油しておく事」と書いてありました。この時点では「まあ、そりゃそうだろうな」程度に思い、窓の不具合の件、その他いくつか気になっていた点を指摘して修理工場へ出してもらう事にしました。

数日後、修理工場の担当者Aから携帯に電話がかかり、

A :「あの~、窓の件ですが、どうしても不具合の状態を再現でき
   ないんですよー、、、(数秒無言)」
私:「んっ!?再現する?こちらも数ヶ月使って初めて起きた不具
   合ですし、再現するのは容易ではないですよね?」
A :「そうなんですよーう。」
私:「いやいや、そうじゃなくって、そもそもそちらで再現する必要が
   ありますか?状況はお伝えしたわけで、その状況から思い当
   たる不具合の箇所などはありませんか?」
A :「ある事はあります。」
私:「だったらその箇所を修理するなり部品交換するなりして頂ける
   と改善するんではないですか?」
A :「そうですね。わかりました、やってみます。」

・・・なーんていう妙なやりとりがありました。
私も日々歯科医師として言ってみれば“歯の修理”を本職にしていますが、例えば「先週奥歯がズキズキ痛んだんです。今は治ったのですが、、、。」という主訴に対して医者が「じゃあここで再現してみますか!」なんて言ったらだれだって焦るでしょう。(病気に詳しくない)患者さんの言葉からいくつかの可能性を想定して検査し、原因を特定して必要な処置を施すのが常です。ですから車を修理するプロの言葉として相当な違和感がありました。

その後1週間程して、ディーラーの営業担当Bから修理が完了した旨の連絡が電話でありました。

B :「お待たせしてしまって申し訳ありません。修理が完了しました
   のでお届けにあがります。」
私:「そうですか。よかったです。」
B :「あのー、お車をお返しする際ですが、申し上げにくいんですが
   代車のガソリンの方、4分の3まで入っていましたので、くれぐ
   れも元通り戻しておいて頂きたいのですが、、、、。」
私:「(イラッとして)ああ、分かってますよ。むしろ増やしておきまし
   たので御心配なく。」

そして引渡しの日。私は仕事で不在で妻が応対したのですが、到着前に連絡が入り、

B :「お車のガソリンが無くなってしまいましたので少し給油して
   行こうと思います。」
妻: 「あ、お願いします。」
B :「こちらは有償となってしまいますので後で代金を頂く事に
   なってしまいますが、、、」
妻:「分かりました。」

というやりとりがあったそうです。おまけにそんな流れの中、「不況で車が売れないんです。誰か買ってくださる方を紹介して頂けないでしょうか?」なんてKY発言を残して帰って行ったそうで、、、。

今回、代車代は請求されていませんので、ガソリン代を請求されても金銭的に私が損をしているわけではありません。でもだったら、代車代をしっかり請求し、その代わり「お貸しする代車も我が社の自信作ですから、この機会にどうか心ゆくまで味わってみてください。」的なスタンスを示し、車の返却の際はさりげなく満タンにして返すような心遣いがなされた方が余程気持ちいいと思うんです。(新車納車の時だってそうですよ。)
「会社の方針」なんて言い訳もあるのでしょうが、仮に私が営業だったら数千円のガソリンくらい自分の小遣いで入れてなんとかしますよ。その数千円の積み重ねで、何台かの車が売れたら損ではないと思いますし、実績によって会社の方針を変えられる可能性だってあると思うのです。「車が売れないのは不況のせい」、それは大きな要因でしょうが、もっと出来る事もあると思うのです。


| | コメント (3)

Flying Lotus

最近よく聴いているのが『Flying Lotus/Los Angeles』。ヒップ・ホップをベースにしているものの、エレクトロニカ、テクノ、ジャズ、現代音楽までをどん欲に取り込んでグチャグチャにミックスしたサウンドで、ラップではなくインスツルメンタル主体であるのも私にはGood!です。凄い人が出て来たと思い、ネットで検索してみると、ジョン・コルトレーンの甥である事が分かりました。言われてみれば作品全体に漂うスピリチュアル感は後期コルトレーンに通ずるものですし、マイルスやコルトレーン、スライ・ストーン等が聴かせてくれたような、“未来へ向かうサウンド”も感じられます。そんな“刺激的”という観点においては、現在のジャズは時間が止まったままの音楽(リリースされたばかりの新譜であっても、音質以外はチャーリー・パーカーの作品と同じようなもので、、、笑)になっていますから、コルトレーンの魂がより自由な場所でこうしたサウンドを生み出しているような事に、ちょっと納得出来るような気がしました。10年前にポーティスヘッドがリリースした名作『Dummy』〜DVD『Pnyc Roseland New York』もヒップ・ホップをベースにしていましたし、テクノのオウテカやファンクストラングもルーツはヒップ・ホップである事を考えると、あのテンポ感や、サンプリングで伝統をも取り込んで作った土台の上を、自由自在に絵を描く様に色付けする手法には、かなり斬新なサウンドを取り込める懐の深さがあるように思います。

注)別に私は今のジャズを批判しているわけではないですよ。「ちょっとジャズでも聴いてみよう」なんて思う時、完全に定着したジャズのマナーを求めるわけで、スピーカーから豪快なファズ・ギターが飛び出したり、延々とミニマムフレーズやノイズが流れる事を望みはしません。ある程度フォーマットが定まった安心感の中で、楽器の音色やフレーズの雰囲気を味わい、複雑なコード進行が生み出す変化を楽しむのもよいものです。TPOによって選ばれる音楽として十分機能していると思います。

相撲の千秋楽、相撲ファンではない私にもエキサイティングな取り組みでした。両手を挙げて声援に応える朝青龍を見ながら、何故か80年代の名馬オグリキャップが限界説がとりまく中、90年12月23日の有馬記念で見事な勝利をおさめた感動のラストランを思い出しました。(古い話でスミマセン。当時競馬ファンだったので。笑) 

| | コメント (2)

MIDIインターフェイス

今日はちょっとマニアックで地味目な音楽機材の話。

DAW始め、シンセサイザー、ドラムマシン、フィジカル・コントローラー、エフェクター、、、等々あらゆる音楽機材を操るのに使用されているMIDI規格。80年代始めに制定されて以来30年弱を経た規格で、私もYAMAHAやKORGのシンセサイザーなどで小学生の頃から利用しています。古びた規格ではあるものの、昔からの機材との互換性維持や、127段階で様々なパラメーターをコントロールするやり方は、人間の知覚にとってそれ程不足ではない(それ以上細かく変化しても違いは分かりにくい!?)事もあって、まだまだ現役の規格だろうと思います。

で、世界の大スタンダードである規格だけに、通常の演奏において不具合を感ずる場面はそれ程多くはないのですが、例えばMIDIを使って機材のOSをバージョンアップしたり、作成したプリセットデータをPCに送って管理、機器に新たな音源データを送り込む、、、といった所謂システム・エクスクルーシブやMIDIサンプルダンプの送受信など大量のデータを取り扱う場面ではMIDIインターフェイスとの相性によってエラーが出てしまう事が結構あります。(データ容量によってはやりとりに30分以上時間がかかる事も今となってはかなり負担に感じます。)

最近私がelektronのMachinedrumで制作したパターンデータをPCにインストールしたシステム・エクスクルーシブ・データ管理ソフト「Sysex Librarian for MacOS Ⅹ」にdigidesignのMIDIインターフェイス経由で送受信したところ、やはりエラーが発生。試しに所有しているシンセ音源「ACCESS Virus Snow」とコントローラーの「AKAI MPK49」に付いているMIDIインターフェイスを試したところ、digidesignのインターフェイスで送信してVirus Snow経由で受信する組み合わせでは正常にやりとりが可能でしたのでやはり相性としか言いようがありません。

そこで導入したのがMachinedrumと同じelektron社製の「TM-1 TURBOMIDI 」。これは通常の10倍の速度でMIDIデータ送信を可能にした画期的な機器で、上記と同じMachinedrumのデータで試したところ、まったく問題なく送受信が成功。しかももの凄いスピードで!それは他社シンセのOSバージョンアップにおいても同様でした。やっぱり信頼できる機器で作業出来るのはストレスがなく、気持ちがよいものです。お勧めの音楽機材です!

| | コメント (0)

お宮参り

Jinsa_2

昨日は昨年11月に誕生した愛娘のお宮参りの為に、伊豆高原にある神祇神社へ行って来ました。かなり寒かったですが、娘は朝から終始ご機嫌で、滞り無く進行。神主さんに抱えられた時のきょとんとした表情が印象的でしたし、写真館での写真撮影の際もカメラが向くと良い表情を見せていて、中々のモデルぶりを披露していました(笑)。3048gで生まれた娘も今は丁度5kg。これからも地元の氏神様に守ってもらいながら健やかに育ってくれる事を願っています。

Honoka_3

年が明けたと思ったら早くも12日。
我がスタジオのProtools もバージョン8にアップデイトとなりました。ダウンロードで簡単にアップデイト〜、と行きたかったのですが、バージョンアップ後にProtoolsが起動しなくなるトラブルが。これはMacのOSが一つ前の『Tiger』だった事が原因で、新たに『Leopard』を入れて解決。しかしそれだけでは終わらず、ソフトの設定がリセットされた為に接続されたハードウェアが認識されない状態に。これらはそれぞれマニュアルと格闘しながら再設定を行なうしかないのですが、中には英文マニュアルしかない機材もあったりして結局稼働させるのに丸一日かかってしまいました。大変でしたが、業者に設定してもらったきり自分ではあまり理解していなかった部分を把握する事ができて、気分はちょっとスッキリ。

Protools8はデザインの変化に戸惑いはあるものの、非常に使いやすくなった(というか、ようやく他のDAWと対等になった)MIDIやスコア表示、豊富なプラグインソフト(グランド・ピアノのMIni Grandは素晴らしいサウンドですし、マルチティンバーに対応となったXpand!2は手軽に使えて便利!)、その他新機能や操作体系の改善がなされていて、苦労してバージョンアップした甲斐もありました。DAWもここまで来ると、もはや人間の発想を形にするツールという意味合いを超えて、DAWの機能自体がインスピレーションの源となりうるような、そんな次元だろうとも思います。これからは、そんな自由なキャンバスと、制約の中で細部を掘り下げるベクトルを上手く繋げていく意識があるとよいのかも知れません。

Pro8

| | コメント (4)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »