マスタリング@HeartBeat Studio
一昨日は来月後半にリリース予定である『DuoRama 2 / 布川俊樹&納浩一』のマスタリングをハートビート・スタジオで行いました。エンジニアはshiosai作品を数多く手がけてくれている竹中昭彦さん。竹中さんはミックスの方向性を尊重した音作りをしてくれます。明確に決めているわけではありませんが、私としてはナチュラルに仕上げたい場合は竹中さん、クリアに抜ける味付けを加えたい場合はFlair(ビクタースタジオ)の名匠である川崎洋さん、というイメージで仕事を依頼しています。
マスタリング・エンジニアというと、レコーディング現場で録音を担当するレコーディング・エンジニアや、ミキシング・エンジニアに比較して地味な印象があるかも知れませんが、実際はその手腕によって曲の印象は大きく変わります。音楽制作に詳しくない人でも、ステレオの音量設定は変わらないのに、あるCDは音が凄く大きく、あるものは結構小さく感ずる事があるのではないでしょうか?それもマスタリングの音作りの一例です。(どちらがいいという事ではありません。大きなレベルが入った音楽は迫力はありますが、同時にダイナミクスを犠牲にしている為に繊細な表現力を失っています。) また、作品の主なターゲットがCDなのか、ラジオなのか、もしくは音楽配信や携帯の着メロなのか、、、等々によってマスタリングで作る音も違ってきます。例えば音楽配信ではリスナーは圧縮された音を聴く事が多いので、当然そこで音質が変化します。ですから劣化を見越してあらかじめその帯域を強調して補っておくわけです。それらはまさに職人的な耳と経験に裏打ちされた作業で、ミキシングの時とは違った視点も必要になる為、マスタリングを専門にするエンジニアが必要になる事が多いのです。最近ではミキシングエンジニアやミュージシャン自身がマスタリングまで行うことも増えていますが、個人的な意見としては、そこで初めて作品に接する新鮮な感覚を持ったエンジニアが客観的な視点から必要と思われる味付けを加える事の意義というのは結構大きいだろうと思っています。
今回も竹中さんは的確な判断によるいい仕事をして下さいました。一緒に立ち会った布川&納両氏も大満足の様子。作品の内容については後日またここで紹介しようと思います。発売は3月21日の予定です。
で、発売に向けてプレス&印刷の手配をと思い、業者に連絡をとったところ、何と国内最大手のプレスラインが止まってしまっているとの事。(プレスを請け負う窓口としては多くの会社がありますが、実際にプレスを行う工場は大手が経営するいくつかのラインなのです。)流通末端の実店舗における音楽CD販売の不振は数年前から深刻さを増してきていますから、時間が経てば当然大元のプレス工場にも同様の影響はあるのでしょうが、最大手が停止とは驚きました。ま、今回は別のラインでプレス可能との事ですから問題ありませんが、今後を考えるとちょっと心配です。
「公益法人なのに儲け過ぎ。親族のみで利益を配分か?」などと話題になっていた漢字検定ですが、最近空いた時間にやっていたのが任天堂DSのこのソフト。ここ10年くらいほとんどの用件はメール、PCソフトで済ませる事が多く、文字を書く事はめっきり少なくなりました。で、こうやって改めて漢字の書き取り等をやってみると、中学生レベルのごく簡単な漢字が思い出せなかったり、「あれ?ここに点がつくんだったかな?棒が一本少ない?」なんて迷ったりする漢字も多くて大ショック。病院の昼休みの時間を利用してドリルに励む毎日です。こうやってブログを書きながらポンポン変換している漢字も、書いてみると「あれ?」となる事も多いのでしょう。
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