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2009年3月の記事

“井山大今”ドラムレコーディング最終日

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11日は私のプライベート・スタジオにドラマーの山木秀夫さんがいらして『井上鑑×山木秀夫×高水“大仏”健司×今剛(通称“井山大今”)』作品のレコーディングを行いました。昨年から続けてきたレコーディングも大詰めとなり、今回は新曲3曲とオーバーダブ1曲の最後のドラム録りです。

今回、私も新曲の音源と譜面を受け取って予習(!?)していました。それらは今さん作曲の緊張感と微妙な脱力感が同居するワルツ、ジャパンやデュラン・デュランなどブリティッシュ・ロック〜ニュー・ウェイブの香り漂う楽曲、そしてヨーロッパの民族音楽を再解釈したような曲想かつ非常に複雑な拍子が交錯する楽曲(こういうのは井上鑑さんの独壇場ですね。譜面を見ると拍子が15/16、9/8、21/16、7/16、13/16、、、と移り変わる、、、笑)と、とても魅力的かつリズム面では非常にチャレンジングな楽曲が揃っていました。

で、この日山木さんが聴かせてくれたアプローチは、3拍子にレゲエフィーリングのドラミングによって浮遊感をもたらし、ガイドとして入っていたリズムループのパターンを譜面に起こして正確に叩いたドラムに更に2度の違ったアプローチのドラムを重ねてフレーズが次々に浮かんでは消える多層ドラミング、そしてめくるめく変拍子を豊かな歌心で歌いきった超人的プレイ!、、、と、これだけでアルバム数枚分の密度があるのでは?と感じられるくらい創造的なドラミングでした。

作品の方は今月あと2日程度のキーボード、ギター、ベースの録音を経て来月からはミックスに入る予定です。国内きっての実力派揃いのプロジェクトということで、既に多くのファンの方から応援メッセージを頂いていますが、皆さんに楽しんで頂けるエッジの立った聴き所満載の作品になってきていますので、どうかご期待ください!

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雑感(3.5)

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3月21日に発売となる『DuoRama2/布川俊樹&納浩一』のジャケットが完成しました!今回もshiosai作品のほとんどを手がけて頂いている須藤デザインに依頼しました。須藤さんとはプライベートでも仲良くさせて頂いていて、ここ4~5作品は相当に深いレベルでの意見交換をしながらジャケットデザインをまとめる事が出来るようになりました。私が最初に伝える漠然としたイメージから発展&具体化させ、私自身思いもよらぬアートワークが生み出される過程はいつもエキサイティングです。ジャケット裏面や盤面を通じてある種ストーリーのようなものが感じられますので、ファンの方々は是非手に取ってみてください。


先月、東京へ行った際に見た森美術館の“チャロー・インディア~インド美術の新時代”。インド社会は様々な矛盾や混乱を抱えつつ、同時に急速に近代化~都市化が進む、ある種の混沌が存在しているのでしょうが、そこで生れ落ちるアートに、私は何故か初期WARPが生み出したテクノミュージックに通ずるものを強烈に感じました。また、空き缶や廃材でインドの都市を浮かび上がらせた大きな作品の背景が六本木ヒルズから見下ろす東京の夜景だったりして、こうした企画を、そういう展示で提供するキュレーターや美術館の仕事は実に見事だな~と感心しました。

美術館の運営と言えば、金沢の21世紀美術館は現代アートの美術館でありつつ年間150万人を集客するという、大きな成果を上げているようです。館長の明確なコンセプト提示とそれを成果に繋げる経営、政治力は見事です。

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