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2009年4月の記事

井山大今ライブ@Blues Alley Japan

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昨日は目黒Blues Alley Japanにて“井山大今(井上鑑×山木秀夫×高水健司×今剛)”のライブを行いました。“井山大今”は現在shiosaiにてアルバムのレコーディングが進行中で、このライブの企画時にはアルバム発売を間に合わせられたら、という考えもあったのですが、メンバーのスケジュール調整が非常に困難で(メンバー全員がメジャーアーティストの長期に渡るツアーとリハーサル、スタジオワークを非常に入り組んだ形でこなしているため、昨日一日のライブを調整するだけでも大変な事なのです。)、まだ少しのダビング作業を残しています。

ライブは制作中のアルバム収録曲から数曲を初披露と、この日のライブのホストであった井上鑑さんの楽曲を中心にしたものでしたが、どの楽曲も長年共にキャリアを積み重ねて来た“井山大今”ならではの見事なバンドサウンドが展開されていました。井上鑑さんは多種多様な音楽的引き出しを持っていますが、MCでも名前が挙がっていたバルトークなどの現代音楽への造形が深く、ソロやバッキングに出てくる所謂アウト・フレーズなども一般的なジャズプレイヤーとはだいぶ違うニュアンスがとても創造的に響きます。山木さんのプレイはいつもこのブログでお話ししている通り。高水さんとのコンビで繰り出すアル・ジャクソン的なシンプルかつ深いグルーヴから、ハードなビートとジャズ、フリー、レゲエの要素を織り交ぜて瞬時に場面を切り替えるドラミングは見事!。高水さんは代名詞と言えるフェンダー・ベースでなく、最近愛用しているミュージックマン・スティングレイのフレッテッドとフレットレス、5弦ベースをプレイ。歌心に満ちたジェマーソンばりのプレイ、ジャズ系のソロ、フレットレスによる見事なテーマ演奏がスティングレイのアクティブサウンドによってとてもクリアに聴こえていました。今さんはいつ聴いてもため息がでるようなギターサウンドとスピード感溢れるスリリングなプレイで会場を盛り上げていました。以前寺尾 聰さんのバンドで共演したドラマーのヴィニー・カリウタ氏が今さんのプレイを「自分が共演したギタリストで間違いなく5本の指に入るギタリスト。」と絶賛していたという話を井上鑑さんから聞いた事があります。実際その通りだろうと思います。また、ゲストの山本拓夫さんもヤン・ガルバレク的ヨーロピアンなセンスを感じさせる素晴らしいサポートでした。

・・・という事で、非常に充実したライブ、会場の階段まで立ち見で埋まる超満員の観客の皆様も満足して頂けたと思います。アルバムの方は5月中には録音を終え、同時進行でゴウ・ホトダさんによるミックスも始まる予定です。リリース後には今度は私が主催したライブを行いたいと思っていますので、ファンの皆様は楽しみに待っていて下さい。

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i-pod 新調

1年くらい前から調子が悪かったi-podが遂に御臨終となり、新しくi-pod classicを購入しました。これまで使っていたのは4年半以上前のモデルですから、届いたモデルは薄く、液晶は大きくなり、とてもスタイリッシュに感じました。私がi-podで音楽を聴くのはもっぱら毎晩10時過ぎから30〜40分程の愛犬の散歩の時。昨日も適当にシャッフルして聴いているとポール・サイモン〜マイケル・ナイマン〜ジョン・サーマン〜808 State〜ジャック・ブルース〜kenji Jammer〜エリック・ドルフィー〜レオン・ラッセル〜エイドリアン・ブリュー、、、と、支離滅裂な選曲(笑)。これは音楽を大量にデータとして保存出来るi-podならではの聴き方ですね。

井上鑑さんと、4月28日にブルースアレイ・ジャパンで行なう“井山大今(井上鑑×山木秀夫×高水健司×今剛)”のライブ(shiosaiは後援として関わっています)について電話で相談。チケットの売れ行きはとても好調との事でありがたい事です。で、せっかく多くの人が見に来てくれるなら何か皆さんにプレゼントでも、という話になり、いくつかのアイディアも浮かびました。制作中のアルバムは今さんのギターダビングとミックスを並行して進めて行こうという段階ですが、リリースに先駆けてこの日ならではのプレゼントを会場の皆さんにお届けしたいと思っています。

同じくブルースアレイでは4月21日に『DuoRama2 / 布川俊樹&納浩一』の発売記念ライブも行なわれます。その布川さんのHP内のQ&AコーナーでQ:「ジャズ・ギタリスト、スタジオ・ミュージシャンになりたいのですが、、、」という質問に対する布川さんの答えがとても面白かったです。丁度読んでいた『無趣味のすすめ/村上龍』に以下のような言葉が記されていました。

基本的に趣味は老人のものだ。好きで好きでたまらない何かに没頭する子供や若者は、いずれ自然にプロを目指すだろう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンドするような、失望も歓喜も興奮もない。真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。つまり、それらは私達の「仕事」の中にしかない。

私自身はあまりプロやアマチュア、仕事と趣味、を分けて考えた事はなく、それらは結構流動的だと思うんです。例えばプロとして10年やれたとしても怪我や病気、不況、人生における様々な事情、時代の流れとのギャップ(“〜〜〜の神様”“時代の寵児”なんてもてはやされた人のやり方が10年後に通用する事は意外と少いですね。でもそれは彼らの“プロとしてのこだわり”が招く事でもあって、時に尊敬すべき堕落だったりします。)、、、等々で上手く行かなくなる事もあるでしょう。ですから、物事はそういうリスクを引き受ける覚悟が前提となるべきであって、「プロとして順調に稼ぎ続ける」というのは理想的な結果論のようにも思えます。表現は違っても、布川さんや村上氏はとても大切な事を伝えてくれていると感じました。

我が娘は今日もご機嫌です(喜)。

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無垢

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早くも4月となり、伊豆高原駅周辺の有名な桜並木も満開となり、多くの観光客でにぎわっています。しかし私は花粉症で思考停滞ムード、、、。 ただ、昨年11月に産まれた愛娘の成長が日々の楽しみになっています。娘の無垢な笑顔を見る事ほど幸せな事はありません。

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ドラマーの山木秀夫さんが4月22日にマンツーマン・レッスンを行うそうです。山木さんというと、一般的に“孤高”“芸術家”もしくはスタジオにおける究極の“職人”なんてイメージで、レッスンやセミナーなどとはちょっと遠い場所にいる印象がありますから、これは結構プレミアムな企画ですね。山木さんがドラムによって創造する世界というのは、ジャンルにしばられたり、誰かに似ていたりする事がないのと同時に、古くから脈々と受け継がれる音楽の核のようなものを感じさせる点が、まさにワン・アンド・オンリーだと常々感じています。(ですから、ドラミングスタイルをほとんど変える事無く“孤高”と“職人”を両立できるのでしょう。) 山木さん本人に接し、一緒に音を出しながら、そこに何らかの哲学を感じられたら、「これから何をすべきか」が見えてくるのではないでしょうか?私がドラマーを目指す若者だったら絶対受講しますね。っていうか、受講してみるか~~!?(笑)。


定期購読している雑誌『STUDIO VOICE』が400号記念だとか。学生時代から読んでいて、方向性も結構変化していたように思いますが、写真、音楽、映画、アニメ、オカルト、、、と様々なカルチャー、サブカルチャーをちょっとひねった視点から切り取って見せてくれる編集が興味深く、多くの刺激をもらえたと思います。不況のあおりで多くの雑誌が休刊になっていますが、これからもタフに生き残って欲しいものです。

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